東京高裁控訴審、第1回目公判報告


                     原告団長 草野 利一

 平成26年2月26日(水)、東京高等裁判所に提訴したPLC型式指定の異義申立に対する総務大臣裁決の「裁決取消等請求事件」の第1回公判が行われました。

 原告側から、海渡弁護士、只野弁護士、村上弁護士の弁護団。原告10名が原告席に着席しました。他に一般傍聴者として5名の方が傍聴席に着席しましたが、その中に電波監理審議会の異議申立は常に傍聴していたメーカー側の担当者は見かけませんでした。JARLもいなかったように思います。国側からは新たな代理人(訟務検事)と指定職員の計6名が被告席に着席していました。

 定刻午後2時、裁判長と陪席判事、書記官が入廷、一同起立して着席。審理が開始されました。まず裁判長が、型どおり原告が提出した訴状陳述、被告国側の答弁書陳述を各々確認。

 次に只野弁護士が、訴状の補足説明を行いました。周囲雑音の測定に関して事実認定に誤りがあること、舟木鑑定人の行った雑音測定に対する原告側尋問が行われなかったことは不備である等述べられました。

 次に、原告団長(JA1ELY)の意見陳述が行われました。意見陳述書にある(4)は、時間の関係で割愛しました。限られた時間内で我々原告のPLCからのノイズ公害を阻止したいという強い想いを表現するのは難しいですが、国側のやり方は一方的だ、答申とは別に総務大臣に提出した、要望、意見を、電波監理審議会が一切無視したことを繰り返し述べて、国のやり方は理不尽であることを強調しました。

 私は証言席で陳述に夢中で裁判長の様子については何もわかりませんでしたが、閉廷後弁護団の先生方から、最初は厳しかった裁判長の表情がゆるんできて、頷いたりで、原告側の真摯な取り組みを理解したように見えた、良かったとのコメントを貰い、ほっとしました。

 その後、次回公判についての打ち合わせが行われました。

 弁護団から異議申立審議で提出したPLCのノイズ妨害実験の模様について、高裁でも行いたいと申し入れたところ、裁判長が難色を示しましたが、弁護団の粘り強い折衝でパワーポイントでのプレゼンを実施する了承を得ることが出来ました。海渡弁護士が、裁判長にPLCのノイズ妨害を実際に聴いて貰うことが出来るのは非常に効果的だと喜んでいました。

 次 回公判は4月21日(月) 2:00pm 717号法廷と決まりました。

PLC行政訴訟事務局
JA1ELY 草野利一