異議申し立て第18回審理報告


                    草野 利一

2011年2月25日日開催されたPLC型式指定の異義申立第18回審理について報告します。

この日は昨年11月、横須賀市と横浜市で行われた周囲雑音とPLC漏洩雑音強度等の実地測定の鑑定書の公表です。残念ながら鑑定人の舟木大阪大学大学院教授は欠席でした。

只野弁護士

舟木鑑定人の行った測定方法については不満がある。横浜市での測定前日に我々は独自に周囲雑音の測定を行ったが、その結果と舟木鑑定人の結果とはあまりにも違い過ぎる。

それは測定方法の根本的な間違い、測定に関する技術的素養の低さからくるものと考える。以前から求めているように、お互いの機材と測定方法でもって共同実験を行い、主任審理官に立ち会ってもらいPLCノイズの実際を体感して頂きたい。

主任審理官がノイズの実態を知ること無しに実地測定を終了し、その結果で判断するというのは無理がある。

主任審理官 国はどうですか?

熊谷弁護士 国としては新たな測定は必要ないと考える。

主任審理官

双方の主張は違っていて、それぞれが主張するようにやると何十カ所でもの実験が必要になる。許された範囲でやらなければならない。双方が鑑定結果に対して評価を行って貰い、それらをもとに我々が協議することになる。

只野弁護士

横浜市の同じ場所、1カ所で十分だ。我々は舟木氏の測定方法の技術的な誤りを問題にしている。測定の中身がブラックボックスでは信用できない。何度も言うが現場で双方が意見を出し合いながらPLCの稼働実験を行い、その現場を主任審理官に見ても貰いたい。

竹内氏(JM1EJH)

私はISO(国際標準化機構)TC244のエキスパートですが、その中の作業では、定義というのは非常に重要なことになっています。今回の鑑定では雑音の定義づけが舟木先生の定義になっています。国際的なIECやCISPRなどでの定義とどう違うの見て欲しい。鑑定はそちらをベースにして頂きたい。

主任審理官

我々が指定した鑑定人だから信用するというものではない。鑑定の結果が本件にどう影響するのか、鑑定の信憑性をどう評価するかは双方で意見を出して貰いたい。

只野弁護士

舟木氏が出ていれば雑音についての定義について直接聞いたはずだ。その時に、もし放送波や通信波も雑音と答えたら、完全に鑑定人として不適格だと当然言ったはずだ。そんなわかっていない方の鑑定結果は大変不満であるし、鑑定自体が茶番であると、強い憤りをも持って言いたい。

主任審理官

鑑定人は、鑑定するいじょう自分なりの定義でやらないと作業できないでしょう。

青山貞一氏(JA1IDY、東京都市大学教授)

それはおかしい。こういう場合は前提、仮説、定義というのが基になっている。そして定義の下で評価が行われるので、定義が非常に重要である。学術的に。

主任審理官 意見があれば出してください。

青山氏(JA1IDY、東京都市大学教授)

舟木氏が学者であるなら、自分なりの定義ではなく、当然国際的な場面での定義なり用語解説などあるのだからそれをもって来るべきだ。舟木氏の雑音についての定義は、総務省や杉浦座長が言い出したことそのものだ。我々は舟木氏は不適格であると考える。

只野弁護士

主任審理官にはぜひ一度現場でPLCの実情を見て頂いてから、それを頭に入れて判断して頂くよう求めます。

主任審理官

わかりました。それでは本日はこれまで。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

次回審理は5月13日(金曜)午前10:30分、
次次回審理は7月1日(金曜)午前10:30分

主任審理官の話では、7月1日をもって審理を終え
たい意向のようでした。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

鑑定書は100ページを超えるもので、今すぐ全文をWeb公開するのは困難で、準備が出来次第全文を公開致します。

それで、今回は配布された鑑定書要旨のみを公開致します。特に、冒頭、1−1にご注目ください。

PLC行政訴訟原告団
事務局 JA1ELY 草野利一