PLC異議申し立て電波監理審議会
      異議申し立て第16回審理参加記


                    草野 利一

        平成22年8月5日開催、第16回審理報告

 8月5日1:30PMより総務省1002会議室で開催されたPLC型式指定の異義申立第16回審理について報告致します。

 傍聴者は報道関係者を含み4人でした。今回パナソニック社はいつものように傍聴席ではなく参加人として出席でした。実地測定が行われることになり、神経質になっていることが伺われます。

 今回の審理は、前回決まった実地測定の指揮をする鑑定人の宣誓です。佐藤主任審理官が選定した鑑定人は、大阪大学大学院工学研究科電機電子情報工学専攻教授、舟木剛氏です。

 この日の審理は宣誓で終了し、その後に測定についての打ち合わせが行われました。

 まず補佐審理官が示した測定業務の請負に関する仕様書(案)について説明が行われました。申し立て人側、国側の双方の要望が一応盛り込まれています。

 申し立て人側より、仕様書にスペアナについてメーカー名とモデル名で記載され同等品を使用することとなっているがこのスペアナは10MHz以下の周波数が極端に感度が悪く、微弱周囲雑音の絶対値測定は不可能であると指摘しました。メーカーのカタロクデータを鑑定人に提示し検討して貰うよう要望しました。

 その後申し立て人側が用意した測定についての質問書について舟木氏の回答を口頭で頂きました。この中で、舟木氏は30MHz以下の漏洩電界でニアフィールドでの測定なのでCISPR16に準拠して磁界系アンテナ(ループ)で行うとしていました。これはこれで良いですが、周囲雑音についの測定は漏洩電界測定で用いた同じ測定システムで測定し、その測定限界値以下の電界については限界値を測定データとするという意向のようでしたので、只野弁護士が、それではITU−Rの田園環境の雑音測定ではできなくなると申し上げ、我々は周囲雑音の正しい測定も必要かつ重要であると主張しました。

 ノッチ無しのPLCモデムが存在しない時には、測定はできないのでその場合には前後の周波数のデータを参考にするのかと申し立て人側が質問、舟木氏は包絡線で鑑定する意向のようでした。これに対して主任審理官が、それについては測定結果の報告の中で鑑定するようにと意見を入れました。

PLC行政訴訟原告団
事務局 JA1ELY 草野利一